
英国王立公衆衛生協会フェロー(FRSPH)に選出されました
- Ryu Murakami
- 11月27日
- 読了時間: 1分
このたび、英国の公衆衛生領域を代表する組織である 王立公衆衛生協会(the Royal Society for Public Health, RSPH) のフェロー
Fellow of the Royal Society for Public Health(FRSPH) に選出いただきました。
本協会は、王立憲章に基づいて設立された王立団体であり、前身である王立公衆衛生研究所と王立保健協会の統合を経て現在の名称に至っています。その歴史は1856年にまで遡り、近代公衆衛生の成立と発展を支えてきた、たいへん伝統ある組織です。
英国は公衆衛生と非常に深い関わりを持つ国でもあります。コレラ流行とブロードストリートのポンプ、そしてジョン・スノウによる疫学的調査は、公衆衛生学の教科書にも必ず登場する象徴的な出来事で、私自身も学生時代にその話を学んだ記憶があります。そうした歴史の延長線上にある王立団体からフェローとして認めていただけたことに、あらためて身の引き締まる思いです。
この栄誉を大切にしながら、今後も引き続き、自殺予防、法医学、精神医学、公衆衛生、危機管理といった分野を横断する視点で、少しでも社会のお役に立てるよう取り組んでまいります。




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